私たちの人生には多くの困難、悲しみ、苦しみがあります。
しかしそれらを一人悩むことなく、互いに主にあって分かち合うことができれば、どんなに祝福でしょう。
牧会塾はそんなプラットホームになることを目指して出発しました。

牧 会 塾 とは

[趣 旨]
急速な時代の変化に伴い、さまざまな心の問題を抱えた人々、人間関係で傷ついた人々、多忙でありながら孤独な生活をおくる人々が、真の共同体と霊的ケアを求めて教会を訪れるようになりました。 牧会者や教会側も、こうした人々の霊的ニーズにどう応じたらよいかが問われています。

また、牧会者自身の自己理解、霊的成長、メンタルケアー、家族関係の配慮も重要になってきています。 「牧会塾」は、そのような同じ課題を担う方々と出会い、学び合い、慰めと励ましを得て、再び召命の場に出て行くプラットフォームとなることを目差しています。


・経験豊かな指導者から、現代に必要とされる実践的、臨床的牧会学を学び、共に模索します。

・講義だけでなく、講師との面談、参加者同士の出会い、励まし、つながりを大切にします。

・聖書に根ざした真の霊性、人格形成、人間関係、仕えるリーダーシップのあり方を学びます。

[理 念]
1. パーソナルであること、フラットであること、プロセスを大切にすることを重んじる。
2. 旧新約聖書を神のことばと信じる。
3. キリストのからだである教会に仕える働きとする。
4. 教派、教団にとらわれない超教派の働きとする。

[信仰告白]

使徒信条

[ディレクター挨拶]
現代の複雑化、多様化した社会のもと、教会の果たす役割はますます重要になっています。 その中で牧会者自身や関係者も、いつしか倦み疲れ、心を病んだり、燃え尽きたりする人も出てきているのが現実です。

私個人の30年の牧会経験を顧みるとき、神学校で数年学んだだけで遣わされた牧会者の歩みが支えられたのは、主の一方的な憐れみ、家族と教会の支援はもちろん、共に歩んでくれた二人の師と信仰の友の存在でした。 また、みことばに生きるよう召された牧会者として、主の人格に触れ、慰めと励ましをいただき、深いところで変えられ続けていく必要があることを実感してきました。
この「牧会塾」は、教団、教派を超えた教職者の学びと交わりの場となることを心から願い、仲間と共に立ち上げました。 受講者のお一人おひとりに主からの「気づき」が与えられ、互いの交わりの中に「なごみ」が生まれ、主にある真の「つながり(友情)」が築かれる場になるようにと、心から期待しています。
森 直樹